ランドセルにタブレットを収納しても問題ない?最新モデルはタブレット対応!特徴や選ぶポイントを解説

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2021年度から本格スタートした「GIGAスクール構想」により、小学校ではタブレットを使った学習が始まっています。タブレット端末は校内だけでなく家庭学習にも取り入れられる予定で、すでに週末はタブレットを持ちかえっているというお子さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
ランドセル業界でも新作モデルとして、タブレット収納に対応した製品も増えています。
今回はタブレット収納に対応したランドセルの必要性や、対応モデルのメリットを解説していきます。これからランドセルを購入する方に向けて、タブレット収納を踏まえた選ぶポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。
GIGAスクール構想でタブレット学習が普及し始めている
2019年12月に文部科学省が提示した「GIGAスクール構想」ですが、2021年度から各小学校で本格的に導入が始まっています。
【GIGAスクール構想とは?】
- 児童1人に1台ずつタブレット端末やノートパソコンを配布し、将来的には教科書のデジタル化や宿題の提出、連絡帳などのやり取りもオンラインで行おうという取り組み
- 全国の小学校を対象に、2021年度から本格導入がスタートしている
すでに多くの小学校では1人1台タブレット端末が配布されており、授業中に活用したり持ちかえって家庭学習にも使ったりと積極的に取り入れられています。
具体的には、授業中に先生からの問いへ生徒それぞれが自分のタブレットから答えを返したり、パワーポイントで作ったドキュメントをみんなで共有して発表に使ったりしていますよ。
実際には毎日タブレット端末を持ちかえることはないようですが、長期休暇の際などにタブレットを使って自宅でオンライン登校をしたり課題の提出を行ったりする学校もあるようです。
完全にデジタル教科書へ移行するのは2024年以降
今の小学生はランドセルの荷物が重すぎることが心身への負担となり、「ランドセル症候群」と呼ばれる不調につながって、社会問題にもなっています。
1人1台のタブレット配布が普及した先には教科書もデジタル化して端末の中に入るようになるので、重たい教科書がタブレット1台に収まれば、荷物も軽くなってお子さんの負担が減ると考える方も多いでしょう。
しかし、文部科学省が発表しているGIGAスクール構想の実施スケジュールによると、デジタル教科書への移行が完了するのは2024年以降になりそうです。
しばらくは紙ベースの教科書との併用になるため、タブレット端末もランドセルに入れて持ち運ぶ機会も増え、結果的に荷物が増えることになります。
タブレット端末の導入を考えると、これからのランドセルは大容量で、なおかつ外部からの衝撃が大切な荷物へ伝わりにくい工夫がされている製品が今の時代にあっているといえるでしょう。
タブレットは無償配布!ただし破損したら弁償の可能性も
GIGAスクール構想は「国家プロジェクト」とされており、生徒には無償でタブレット端末が配布されます。
自費で購入すれば数万円と高額になるタブレット端末を小学生のお子さんに持たせることで、「壊したらどうしよう」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、学校内で適切に使用している場合に誤って落として壊してしまったり、画面が割れてしまったりした時は、基本的に自治体が修理費を負担することになっていますよ。ただし、自宅へ持ち帰る際に破損したり紛失したりした場合は、自治体によっては保護者が修理代などを負担する可能性もあるようです。
お子さんがランドセルに入れてタブレット端末を持ちかえる際には、しっかり注意する必要がありますよ。
タブレット収納に対応したランドセルは必要?メリットを解説
ランドセル業界では最新モデルとして、タブレット収納に対応した機能を持つ製品も多く登場しています。タブレット収納に対応したランドセルの主な特徴や機能を、まずはチェックしておきましょう。
精密機器であるタブレットを外部からの衝撃から守ってくれるためのクッションが入っていたり、タブレットをランドセルにしまうためのスペースがあったりするので、お子さんも安心して持ち運べますね。
ただし、毎日タブレットを持ちかえる小学校は今のところ少ないので、もし今お使いのランドセルがタブレット収納に対応していなくても買い替えるほどではありません。実際にはサブバッグなどにタブレットを入れて、自宅へ持ちかえるお子さんもいますよ。
また、タブレット専用のポケットやケースがランドセルに備わっていなくても、サイズが「A4フラットファイルサイズ」のランドセルなら大きさ的に十分収納は可能です。
しかし、タブレット対応のランドセルを使えば万が一の際にも壊れにくく安心なので、これから購入するなら機能性もしっかりチェックしたうえで選んでくださいね。
では、タブレット対応のランドセルを使うメリットをくわしく紹介していきましょう。
外からの衝撃に強い
タブレット対応のランドセルは衝撃からランドセルの中身を守るため、底板などに衝撃緩和材が入っています。
小学生のお子さんはランドセルを乱暴に扱ったり、荷物が入ったまま床に勢い良く降ろしたりする場合もあり、中に入っているタブレットへの衝撃が心配です。
衝撃を吸収してくれるクッションがランドセルの中に入っていれば、機器に直接ダメージが伝わりにくいので安心ですね。
タブレットを収納するためのスペースがある
最新のランドセルの中には、タブレット収納用のポケット付きのものもあります。
タブレット収納用のポケットがあれば、教科書の隙間にタブレットを押し込んで入れるということもないでしょう。
ただし、タブレット専用のスペースが用意されていなくても、サイズさえクリアしていれば収納は可能です。ランドセルの内寸が現在の主流として学校で配られる「A4フラットファイル」がすっぽり入るサイズ(横幅230mm×高さ310mm以上)であれば、一般的なタブレット端末もしっかり入りますよ。
付属のタブレットケースがある
タブレット収納に対応したランドセルは、取り外し可能な専用のタブレットケースがついているものもあります。
ただし、専用のタブレットケースはメーカーによって別売りで購入できる場合もあるので、ランドセルにあらかじめついていて欲しい機能としては、「あったらいい」くらいのポイントですよ。
また、基本的に学校で配られるタブレットは堅牢性を高めるためにしっかりとしたカバーが取り付けられているので、ランドセル自体に専用のタブレットケースがついていてもサイズ的に入らない可能性もあります。
タブレット収納を考えたランドセル選びのポイント
これからランドセルを購入する方は、すでに全国の小学校で実用化されつつあるタブレットの収納も考慮したうえで選ぶといいでしょう。
タブレット収納に対応したランドセルを選ぶポイントを、以下のとおり紹介していきますよ。
底板などに衝撃緩和材が入っているか
ランドセル自体にタブレットを衝撃から守れる工夫がされているか、確認しておきましょう。
ランドセル全体の丈夫さをチェックするのはもちろんですが、底板などに衝撃緩和材が入っているとタブレットが直接の衝撃を受けにくいので良いですよ。
タブレット収納用のポケットなどがあればなお良し
購入時はタブレットを持ち帰る場合を想定して、ランドセルにどのように入れられるかもチェックするといいでしょう。
タブレットを入れるためのポケットや専用のスペースがあると収納しやすいですよ。
サイズはA4フラットファイルが必須
もし、お子さんが通う予定の小学校でまだタブレット配布が行われておらず、すぐには必要ないと判断してタブレット収納を重視せずにランドセルを選ぶ場合でも、サイズだけはしっかりと確認しておきましょう。
今ランドセルを選ぶなら、サイズはA4フラットファイルがオススメです。
一部のランドセルや型落ちのアウトレット商品の中には数年前まで主流だった「A4ファイルサイズ」のものもありますが、学校で配布するプリントを綴っておくためのA4フラットファイルを入れるには横幅が10mmほど足りません。

A4フラットファイルサイズを選んでおけば、将来的にタブレット学習がお住まいの地域でスタートしても、サイズ的に十分タブレットを入れられますよ。
アーティファクトはタブレット収納に対応!
アーティファクトのランドセルはタブレット収納に対応しているので、お子さんがタブレットを持ち帰る際も安心です。
アーティファクトのランドセルがタブレット収納に対応しているポイントを、まとめました。
- A4フラットファイルサイズ対応で大容量
- 底板に衝撃緩和材が入っているから安心
- ワンタッチ錠で閉め忘れてタブレットが飛び出ることを防ぐ
アーティファクトのランドセルはすべてのモデルにおいて、A4フラットファイルサイズ対応でマチもたっぷりとあるので教科書もタブレット端末も余裕を持って収納できます。
また、底板の衝撃緩和材も標準装備なのでランドセルの中にしまったタブレットをしっかり守ってくれますよ。
万が一、ランドセルのロックをかけ忘れてしまっても、「ワンタッチオートロック錠前」がふたを閉めるだけでしまってくれるので中のタブレット端末が出てしまうこともありません。
アーティファクトは高いデザイン性と機能性も兼ね揃えたラインナップを用意していますので、ぜひ製品ページをご覧ください。