デザインコンセプト 中編

アーティファクトの各ラインナップのデザイン解説。中編となる今回は、セカンドシーズンに新たに仲間に加わった「Orbit」、「Admire」、「Mature」の3ラインをご紹介していきます。どれも初期モデルとは違った印象を持ち、アーティファクトの可能性を大きく広げてくれました。
「Angle」、「Momentum」、「Glossy」の3つのラインはデザインコンセプト 前編にてご紹介しています。
Orbit(オービット)



アーティファクトの中で、唯一丸みを帯びた柔らかなデザイン。コロンとした可愛さのあるフォルムにこだわり、アクセントになっている上乗せ生地で描いた曲線は、子どもたちの健やかな成長の軌道をイメージしています。カラーバリエーションはどれも落ち着いた色味をチョイスし、ナチュラルな印象ながら凛とした意志の強さも感じさせるデザインとなっています。クラリーノ(最高級の人工皮革)とは思えない、本革のような上質感があります。
サイドの大マチの部分には、ステッチと盛り上げ加工が施されていますが、よく見ると左右で盛り上げ部分が逆になっていて、アシンメトリーなデザインが楽しめるという遊び心も。馴染みやすいカラーリングと共に、カタチで個性を演出。パイピング部分などにアクセントカラーを用いて、おしゃれさを一層引き立てています。背当て部分にも、おしゃれさと高級感を損なわないよう、ダークカラーを配色。かわいい印象のキャメルに対して、少し大人っぽいものが好みのお子さまには、グリーン、セピアもおすすめです。女の子にも男の子にも使いやすいカラー3色をラインナップ。
カラー:キャメル、セピア、グリーン、スモークブラウン
Admire(アドマイア)



憧れのヒーロー像からインスパイアされたアドマイアは、アーティファクトの中で、もっとも子どもたちが気に入りそうなデザインと言って良いかもしれません。ランドセルの中で男の子の人気色である黒と青の2色展開。ベース色とパイピングの色が、黒と青で入れ替わるバリエーション。どちらも違った雰囲気のかっこよさを表現しているため、人気も二分されそう。青色は深みのあるディープブルーを選んだことで、高学年になってもよく似合う大人っぽさもしっかりと残しています。シンメトリーでキャッチーなデザインながらも、要所に散りばめたメカニックな黄色いステッチがポイントに。ダークカラーに生える黄色のステッチは、かっこ良くおしゃれさを引き立てます。盛り上げ、素押し、色押しといった手間暇かけた加工によって立体感が生まれたことで、ランドセル自体の存在感がよりアップしました。
カラー:ブラック、ディープブルー、アッシュグレー
Mature(マチュア)



大胆なコンビカラーが印象的なマチュア。大マチとかぶせの部分で色を変え、その組み合わせによってバランスよく、まとまりのあるデザインに仕上げています。華やかなカラーの2色は甘い色味を使いながらも、子供っぽくなりすぎないように、またシンプルになりすぎないように、大マチとかぶせに、それぞれ同色で3本のカーブラインがさりげなく描かれています。
“大人びた”という意味を表すモデル名にぴったり。奇をてらわない素直な色合わせと、年輪をイメージした同心円のラインが、小さな体に大人びた印象を与えてくれます。かぶせの裏側は、ベージュでシンプルに。まさに、大人も欲しくなるような、洗練された仕上がり。男の子にも女の子にも長く愛される、他では見られないアーティファクトならではのランドセルが完成しました。
カラー:ミントブルー×チョコ、シャンパンピンク×チョコ、ブルー×グリーン、オフホワイト×チョコ