ランドセルのキーケースは安全?最新事情とおすすめの鍵フック

目次
- 1鍵っ子小学生の最新事情!どうやってランドセルに入れている?
- 1-1安全度20%!こんな鍵の持たせ方は要注意
- 1-2鍵をそのまま首やランドセルのフックに下げておく
- 1-3鍵をそのままランドセルに入れておく
- 1-4鍵を個人情報がわかるものと一緒に入れる
- 1-5安全度50%!ランドセルに取り付けるタイプのキーケースに入れる
- 1-6安全度75%!ランドセル内に収納できる内ポケットのフックに取り付ける
- 2ランドセルに鍵を入れる際に子どもに伝えておくべき3つの注意点
- 2-1鍵を人に見せたり持っていることを知らせない
- 2-2鍵を開けて家に入ったら必ず閉める
- 2-3一人で留守番するときのルールを決めておく
- 3アーティファクトのランドセルは鍵用のフックが前ポケットに標準装備
- 4ランドセルで鍵を持ち歩く際には家庭ごとのルールづくりが重要
現代の日本では、お父さんお母さんともに共働きのご家庭が一般的です。
フルタイムで働いていたり、下校時間におうちにいられなかったりする場合は、小学校入学を機にお子さんに鍵を持たせておきたいと考える親御さんも多いでしょう。また、夏休みなど長期の休校期間中も子供に鍵を持たせておけば、なにかと便利でしょう。
しかし、おうちの大切な鍵を本当に子供に持たせてもいいのか、防犯上問題がないか、どうしても不安が残るのも事実です。
今回は、ランドセルに鍵を入れて持たせる際に気をつけたい注意点と安全に持ち運ぶためのポイントを解説していきます。最新のランドセルについている、鍵用の機能も紹介しますよ。
お子さんと鍵の取り扱いについてしっかり話し合うための参考にしてください。
鍵っ子小学生の最新事情!どうやってランドセルに入れている?
共働き世帯も多い現代では、自宅の鍵を持って通学するお子さんも増えています。
鍵メーカー・美和ロックが小学生の子どもを持つ親御さんを対象として2020年6月に行ったアンケート調査では、小学生の58.1%が鍵を持っていることがわかっています。また、学年別の調査では小学1年生でも45.3%と半数に近いお子さんが、日常的に鍵を持ち歩いているようです。
園児の頃は親が迎えに行ったり、仕事が終わるまで預かってもらえたりと時間に融通が利くこともありましたが、小学生になるとお子さんは自分で帰ってきます。また、学校行事や先生方の研修などで給食後に下校、なんてこともしばしば。
親御さんも仕事の都合がありますから、小学校に上がったタイミングで鍵を持たせるご家庭が多いです。しかし、1年生なら6~7歳とまだまだ幼さの残るお子さんに、本当に自宅の鍵を管理させていいのか不安な方も多いでしょう。
多くの小学生がどのように通学時に鍵を持ち運んでいるか、安全度とあわせてくわしく解説していきます。
安全度20%!こんな鍵の持たせ方は要注意
自宅の防犯や不審者から身を守るために絶対にお子さんにさせてはいけない、鍵の持たせ方をまとめました。
- 鍵をそのまま首やランドセルのフックに下げておく
- 鍵をそのままランドセルに入れておく
- 鍵を個人情報がわかるものと一緒に入れる
なぜ、上記の鍵の持たせ方は避けるべきなのか説明していきましょう。
鍵をそのまま首やランドセルのフックに下げておく
昔は首から紐をつけた鍵をぶら下げたお子さんも多く、鍵っ子の象徴でもありました。しかし、紐を首からぶら下げていると、万が一何かに引っかかったときに紐が首に絡まって窒息するなど命の危険にさらされることもあります。
また、ランドセルの横フックに紐をつけて下げておくのも、どこかに引っかかった時危険なのはもちろんですが、第三者に簡単に鍵を取られてしまう可能性があります。
鍵を明らかに見える状態で首やランドセルにかけておけば、「おうちに誰もいない」「鍵っ子である」と不審者や窃盗犯にこちらから知らせているようなものですので、絶対にやめましょう。
鍵をそのままランドセルに入れておく
鍵をそのままの状態でランドセルに入れておけば、邪魔にならずかさばらないかもしれませんが、紛失してしまう可能性が高くなります。学校に着いた時はたくさんの荷物をランドセルから出すので、鍵を気づかぬうちに落としてしまうこともありますよ。
キーケースに入れておいたり、大きめのキーホルダーやキーチェーン、鈴など音が出るものをつけておいたりすれば、教室や道に落とした時に自分で気がつきやすくなります。
鍵をランドセルに入れるときは、うっかり紛失しないよう工夫をしましょう。
鍵を個人情報がわかるものと一緒に入れる
鍵を名前や住所がわかるものと一緒にランドセルに入れておけば、自宅が特定され、鍵さえ手に入れば簡単に侵入できてしまいます。
ランドセルには児童の氏名や住所を記入する紙などがついていることもありますが、すべてを記載せず、もし登下校時に何かあったときのために親御さんの携帯電話番号や、学校の電話番号だけ書いておくなど、鍵と結びつくことのないよう気をつけてください。
ちなみに、ハローページなどに記載してあれば、自宅の電話番号だけで住所が特定できることもあるので注意しましょう。
安全度50%!ランドセルに取り付けるタイプのキーケースに入れる
今、ランドセル用品として、ランドセルの肩ベルトや横フックに取り付けられるキーケースが人気です。見た目には巾着袋やお守りのようになっており、鍵に伸びるリールをつけておけば、いちいちキーケースを外さなくてもランドセルを背負ったまま鍵が開けられる商品もありますよ。
通販ショップや雑貨店などではかわいいキャラクターものやおしゃれなデザイン、男の子が好きなスポーツブランドのロゴが入ったものなど、キッズ用にさまざまなラインナップがあります。
落としにくくすぐ鍵を手に取れるのがランドセルに取り付けるキーケースのメリットですが、注意したい点もあります。
商品によっては目立たないようなデザインや工夫をしているものもありますが、外から見て明らかにキーケースとわかるものもあり、外側のフックに取り付けてあるので取り外しは簡単にできてしまいます。
また、ランドセル用のキーケースという商品を知っている人が見れば、不審者相手でも鍵を持っていることや、家に一人で留守番する可能性があることがわかってしまうので、防犯面を考えると安全度が高いとは言いにくいでしょう。
安全度75%!ランドセル内に収納できる内ポケットのフックに取り付ける
ランドセルによっては、内側の前ポケットなどに鍵専用のフックが取り付けられています。ランドセルのポケットの中にしっかりしまっていれば、外から見ても鍵を持っていると悟られにくいので、安全度は高いですし、簡単に取り外されてしまう可能性も低いでしょう。
また、ランドセル内のフックに直接鍵を取り付けるので、紛失防止になります。
鍵フックはランドセルを一度降ろして鍵を開ける必要がありますが、リールを準備してフックと鍵をつないでおけば鍵自体を取り外すことなく、すぐに開け閉めしやすいのでオススメですよ。
ランドセルに鍵を入れる際に子どもに伝えておくべき3つの注意点
お子さんに鍵を持たせるなら、おうちの鍵はとても大切なものでしっかり管理しないとどんな危険があるのか、話し合っておくべきです。
鍵の取り扱いについて、お子さんにぜひ伝えてほしい3つの注意点を紹介します。
鍵を人に見せたり持っていることを知らせない
まずは「おうちの鍵」というものがどれほど大事なものなのかを、お子さんにしっかりと伝えましょう。もし鍵を無くしたり盗まれたりすると、家の中の大切なものが泥棒に盗まれてしまう可能性があると伝わるように説明してください。
また、鍵をお友だちに見せたり、持っていることを家族以外の人に伝えることで、それを見たり聞いたりした悪い人が家の中へ一緒に入ってきてしまうこともあると話しましょう。
家の鍵をしっかりと管理して、人に取られたりすることのないよう気を付けなくてはいけないと、防犯の意識をしっかり持たせて、家を守る大切さを教えてあげてください。
鍵を開けて家に入ったら必ず閉める
下校後、家に入った後は必ず内側から鍵を閉めることも忘れず教えましょう。一人で家にいる時に鍵を開けっ放しにしておくと、誰かが入ってくる可能性もあって危ないと説明してあげてください。
小学校低学年のうちは、悪い狼が鍵を開けられず四苦八苦する「七匹のこやぎ」の絵本で説明してあげると、お子さんの意識にしっかり残ります。
また、おうちの鍵を素早く開けて、すぐに中へ入り鍵をしめることも徹底しましょう。鍵を開けるのに時間がかかったり、ドアの前でもたもたしていたりすると、不審者から見て隙になります。
鍵を持たせることを決めたら、一人でもスムーズに開けられるよう事前に練習しておくといいですよ。
一人で留守番するときのルールを決めておく
下校後しばらく、一人で留守番することがあるなら、しっかり安全確認ができるルールを決めておきましょう。
たとえば、家に着いたら親御さんの携帯電話に連絡を入れたりメールを送ったりと知らせる、見守りカメラを作動させるなど、お子さんが確実に自宅にいることがわかれば、お仕事中のパパやママも安心できます。
また、留守番中の過ごし方も事前に決めておくといいですよ。たとえば、宿題をしてからでないとテレビやゲームの電源を入れてはいけないなどの約束をしておくのがオススメです。
また、入学後のトラブルでありがちなのが、お友達を留守番中に勝手に家へ入れていたというケース。一人でお留守番するのは退屈でしょうから、お友だちが遊びに来てくれたら中に入れてしまうのも理解できます。
ただ、子どもだけの時に何かあっても責任は持てませんし、遊びに来てくれた子の親御さんもご自身もあまりいい気はしないかもしれません。
お友だちが遊びに来てくれた時の対処や、もし一人の時にどこかへ遊び行く時のルールも決めておくと、仕事から帰ってからびっくりしてしまうことも減らせます。
子どもたちは思いもよらない行動を取ることも大いにありますので、一人でお留守番してもらう以上、サポートやルール作りはお互いが無理なく過ごせるよう丁寧に行いましょう。
アーティファクトのランドセルは鍵用のフックが前ポケットに標準装備
アーティファクトのランドセルには全てのモデルの前ポケットに、「カギかけフック」が標準装備されています。前ポケットはファスナーでしっかり閉められ、中に鍵をかけるためのフックを取り付けたので、落としたり無くしたりする危険が減らせます。
ファスナーを全て開けなくても、1/3程度開ければすぐに鍵フックに届くので、リール付きの鍵を取り付ければすぐにドアを開けられます。
アーティファクトのランドセルも肩ベルトやサイドなどキーケースをつけておけるフックはありますが、防犯度の高さを考えるとカギかけフックを利用するのがおすすめですよ。
アーティファクトではそのほかにも、暗くなった時間帯の下校でもランドセルが車のライトに反応して光る「安ピカッ」や、ランドセルの閉め忘れを防ぐ「オートロック錠前」などの安心機能が搭載されているので、ぜひショールームや商品ページでご覧ください。
ランドセルで鍵を持ち歩く際には家庭ごとのルールづくりが重要
小学生に鍵を持たせる際に注意したいことや、ランドセルに入れる際に安全性の高い方法を紹介しました。
お子さんに鍵を持たせるなら、前ポケットなど一目につかない場所に鍵用のフックがついているランドセルを選ぶのがおすすめです。
鍵の取り扱いやお留守番中の過ごし方については、お子さんと話し合ったうえでご家庭ごとのルールをしっかり作っておきましょう。